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タイ語はどんな言語か

 まず敵を知る,ではないけれど,学習するにあたって,タイ語がどんな言葉なのかを知っておくのも無駄ではないでしょう。


百科事典を引いてみると,こんなことが書いてある。

⑴ 孤立語である。
⑵ 声調言語である。
⑶ 独自の文字をもつ。
⑷ 外来語が多い。
⑸ 語順は主語,動詞,目的語の順。
⑹ 修飾語は後ろにつく。
⑺ 複合語が多い


⑴ 孤立語である。
言語には4つのタイプ(類型)がある。まず,屈折語。ラテン語のように動詞が人称ごとに活用したり,名詞が格によって変化したりするタイプ。フランス語,ドイツ語,ロシア語など,ヨーロッパ言語に多い。次に膠着語。単語に語尾や助詞が付くことによって,文法的機能を表す言語。日本語,韓国語,トルコ語など。そして,孤立語。単語はいっさい活用しない。文法的意味は主に語順で表す。中国語が代表的。もともと屈折語だった英語は活用,格変化の単純化が進み,孤立語的になっている。もう一つは抱合語。これは説明を読んでもよくわからないので省略。動詞が複雑らしい。イヌイットやインディアンの言語に多い。

タイ語は孤立語。つまり,動詞の活用や名詞の格変化がないわけですね。これは楽そうだ。

⑵ 声調言語である。
音節ごとに声調(音の上がり下がり)があって,それによって意味が変わる言語。中国語は4つの声調をもつ。ベトナム語は6つ。タイ語は5つだそうだから,中国語より多く,ベトナム語より少ない。今まで声調言語を学んだことがないので,よくわかりませんが,面倒くさそうだなあ。
日本語のアクセント(箸と橋の違い)みたいなものか。

⑶ 独自の文字をもつ。
タイ文字ですね。韓国語のハングルは世宗大王という王様が(指示して)作ったといわれていますが,タイ文字もラームカムヘーン大王という王様が作ったらしい。丸くてかわいらしいけれど,難しそう。分かち書きがないので,文がだらだらと続いているのも恐い。

⑷ 外来語が多い。
日本語にカタカナ語が増えて「乱れている」という議論もありますが,ここでいう外来語は英語から入った言葉ではなくて,昔,サンスクリットやパーリ語から入った言葉だそうです。日本語の中の漢字語みたいなものでしょうか。

⑸ 語順はS主語+V動詞+O目的語の順。
日本語はS+O+V。(主語と目的語は入れ換え可能だが)。タイ語は英語や中国語と同じ。

⑹ 修飾語は後ろにつく。
金色の象は,象色金という感じになるらしい。フランス語と同じですね。

⑺ 複合語が多い
例えば,涙はナム(水)+ター(目)。「ナミダ」と「ナムター」,似ているけれども他人の空似? 韓国語はヌン(目)+ムル(水)で同じような意味の複合語(語順は逆)。

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