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タイ語の音節数

 ではタイ語はどうか。

 タイ語は英語や韓国語と同じように,閉音節をもちます。音節の基本構造は(子)母(子)。

 最初の子音は二重子音もあるけれどそれほど数は多くない。また末子音が二重子音になることはないらしい。

 つまり,タイ語の音節構造は(子子)母(子)となります。

 音節の最初に来ることのできる単子音と二重子音の和に,母音,そして末子音の種類を掛け合わせれば,タイ語の音節の理論値がでます。

 タイ語の子音は,ざっとみたところ18あるようです。これは日本語より多く,韓国語と同じ。
 さらに,二重子音が11種,半母音が2種(y,w)。

 子音は合計31(+1:子音がつかない場合。厳密には声門閉鎖音という子音があるらしい)。

 一方,母音がたいへん多い。
 単母音が個で,これだけでも日本語より多いのですが,それぞれ長母音/短母音の区別がある。

 日本語では長く伸ばす音は2拍と数えるので,長母音は存在しない。韓国語はそもそも母音の長短を区別しない(韓国人にとって,おばさんとおばあさんの区別が難しいのはこのためです)。

 ですから,長短を区別するタイ語の場合,母音は18種類。

 さらにタイ語には二重母音(半母音との組み合わせを含む)が12種類,その長母音が5種,三重母音が3種ある。

 合計すれば,なんと38種類にもなります。

 でも末子音の種類はそれほど多くない。

 k,t,p,n,m,ngの6種類です。
 sが音節末に来ると,tと発音されるのは,韓国語と同じ。
 lが音節末に来るとnになってしまうのがおもしろい。アップルはタイ語に入るとアッペンになります。

 結局,末子音がつかない場合を+1して「7」。掛け算をすると… 

 32×38×7=
8512! 

 もちろんこれは理論上の数字なので,実際はこれより少ないとしても,優に5000は越えると思われます。

 発音だけとりあげても,日本人にとってタイ語がたいそう難しいであろうことは想像できます。

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