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ある言語が難しいとは

 この世に,易しい言語,難しい言語という区別があるのでしょうか。

 日本人にとっていかにも難しそうに見えるロシア語。でもロシアの子どもたちは,いとも簡単にこの言語を操っています。ロシア人は,だれも難しいなんて感じていないでしょう。

 逆に欧米人にとって,漢字だらけの中国語や,ひらがな,カタカナ,漢字が入り交じった日本語は,悪魔の言葉に見えるらしい。でも日本人にとって,日本語はもっとも易しい言語です。

 前に紹介した言語難易度リストは,その人自身が何を母国語にするかによって,言語の難しさ,易しさが違ってくることを示しています。

 日本語,中国語,韓国語はアメリカ人にとって,最難関。

 一方,日本人にとって中国語,韓国語はやさしい言語に分類されている。そして英語は,日本人にとって,ロシア語,アラビア語,ウルドゥ語などと並んで最難関とされる。

 つまり,言語の難易度には絶対的な基準があるわけではなく,あくまでも学習者の母語との隔たりによって決まってくるもののようです。

「隔たり」の基準としては,発音,文字,語彙,文法などが思い浮かびます。

 中国語と日本語の文法は大きく異なるが,「漢字」は日本人にとってなじみがあり,漢字語彙の共通性もある。
 いっぽう,韓国語のハングルは日本人になじみがないが,文法が瓜二つで,大量の漢字語彙を共有している。

 それで,日本人にとって韓国語,中国語は学びやすい言語なのでしょう。

 一方,タイ語は,アメリカ人にとっても,日本人にとっても難しいとされています。

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