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類別詞

活用とか,複雑な文法事項の少ないタイ語にあって,数少ない特徴的な学習要素が「類別詞」です。

日本語の助数詞,~人,~匹,~個,~本にあたる用法があり,これはわかりやすい。

たとえば,「3人の日本人」というとき,

คน ญี่ปุ่น(日本人)に,สาม(3)と,人の類別詞のคนを並べて

คน ญี่ปุ่น สาม คน(日本人3人)

という。

わかりにくいのは,類別詞が数詞ではなく指示詞や形容詞を受ける用法です。

文法書(三上直光/タイ語の基礎)によれば,

特定の個体について言うときに類別詞が入る

ということです。

「このみかんはおいしい」というとき,類別詞のない

ส้ม นี้ อร่อย


の場合,みかんの種類(夏みかん/はっさく,静岡産/和歌山産など)を問題にしている。

しかし,類別詞を使って

ส้ม ลูก นี้ อร่อย


というと,「その特定のみかんがおいしい」という意味になるんだそうです。

ニュアンスの違いですね。

これは,名詞+形容詞の場合も似ていて,類別詞がないと「名詞の分類」になり,類別詞があると,個体をそれ以外のものと対比的に指すとのこと。

皿+大きい → 大皿(という種類)

皿+(類別詞)+大きい → (ほかのより)大きい皿

ただ,タイ語は「ゾウは大きい」のように,形容詞が述語に来る文章(形容詞文)で,「は」とか「です」にあたる言葉がない。したがって,

「ゾウ+大きい」が,

「大きいゾウ」という形容詞句なのか,

「ゾウは大きい」という形容詞述語文なのか,これだけではわからない。

タイ人に言わせると,区別する必要を感じないんだそうです。

しかし,トゥアを省略せず,

「ゾウ+トゥア+大きい」

とすれば,これはもう間違いなく形容詞句,すなわち

「大きいゾウ」

であることが確定します。

その意味では,類別詞もちょっと便利かも。

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