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バンコク便り~ルドゥー・フォン(2010年7月18日記)

 久方ぶりのタイ出張です。

 前回,2月に行ったあと,本当ならば5月にも出張を予定していたのですが,例の騒乱のせいで出張は中止。5カ月ぶりの訪泰となりました。

 今,タイは雨季(ルドゥー・フォン)です。

(クソ暑いんだろうなあ)

 間が空いてしまったこともあって,タイが実は寒いということをすっかり忘れ,持って行った着替えはすべて半袖,いつもならもっていくトレーナーも忘れるという失敗を犯してしまいました。


 もちろん,常夏のタイは暑い。しかし,室内は寒い。クーラーが死ぬほど効いています。特に会社のクーラーは効き方が尋常ではない。設定温度は20度以下ではないかと思うほど。そして,部屋ごとにクーラーの調節ができないため,人々は着衣で調節します。

 外がかんかん照りのときはまだいいのですが,雨季とてときどきスコールが降ると,建物のクーラーの効きがぐっとよくなるからたまらない。女性は薄手のセーターにひざ掛け,マフラーを常備している。私は半袖のシャツの上に着たスーツのボタンをとめたりしますが,それでも体はしんしんと冷えて来る。休憩時間には,喫煙をかねて屋外に温まりにいきます。

 ホテルの部屋も会社に劣らず冷えている。チェックインして部屋に入ったとき,設定温度が21度になっていたので,28度にしたけれど,すぐには室温は上がらない。それで夜寝るときはエアコンを切りました。それでも寒さが変わらないのは,建物全体が冷えきっているからでしょうか。韓国のマンションの全館暖房に似た,全館冷房システムなのかもしれません。しかし,ずいぶんエネルギーを無駄に使っているなあ。

 初日にタイに着いたのは,午後3時半。空港にはホテルのハイヤー(これをリムジンと呼びます)が迎えに来ていました。走り出してしばらくしたとき,空に雷が鳴り,スコールに見舞われました。日本では滅多に出会うことのない,激しい雷雨で,ワイパーも効かないほどです。道はたちまち冠水。車の進みもペースダウンし,ロッティッ(渋滞)が始まります。

 何事もなければ空港からホテルまで30分少々のはずですが,車は遅々として進まない。運転手さんは日本語はできない。英語はしゃべるが,発音が独特でよく聞き取れない。それで,タイ語で話しかけてみます。

 話題は車。

「これ,トヨタですね」

「はい。いい車ですよ」

「トヨタよりベンツのほうがいいでしょう」

「ベンツのほうが高いですね。でも性能はトヨタと同じですよ。タイは日本車が多いです」

「アメリカの車はどうですか」

「少ないです。ガソリンをたくさん使いますからね。あまり人気がありません」

「韓国の車はどうですか」

「やはり少ないです。韓国の車はよくありません」

「なぜですか」

「よく故障します」

「最近はよくなったでしょう?」

「そうですか。韓国の車は三菱のコピーでしょう?」

「…」

 別の人の話では,10年以上前,一時韓国の車が安さも手伝って,そこそこに売れたそうですが,アフターサービスが悪く,不買運動が起こって以来,売れ行きはさっぱり。走る車を見ても,韓国車はほとんどありません。

 現代自動車がその草創期,三菱の車をコピーしていたのは確かですが,今は独自開発のはず。それがタイでは,「日本車のコピー」のイメージが払拭できていないようです。

 見たところ,日本車のシェアが80パーセントぐらいで圧倒的。そこにヨーロッパのベンツ,BMW,VWといったところがちらほら。アメ車や韓国車はほとんど見ません。以前は高級車はヨーロッパ,大衆車は日本だったほずですが,最近は高級車分野でもトヨタレクサスなどが食い込んでおり,日本車のシェアを高めているようです。

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