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バンコク便り~地下鉄(2011/2/16記)

 今まで,タイに出張すると,会社またはホテルの車に迎えに来てもらい,会食に行くときもほとんどが会社の車。一般の交通機関を利用する機会はほとんどありませんでした。

 最近はタイ語が少しできるようになったので,一人でもタクシーに乗るという冒険をすることがあります。タクシー以外の交通機関で利用したことがあるものは,トゥクトゥク(小型窓無しタクシー)が二回。BTSが一回です。BTSというのはバンコク市内を走る高架鉄道。一般のバス(エアコン無し)やバイクタクシーには乗ったことがありません。

 今回の出張では初めて地下鉄に乗ってみました。

 なにぶん初めてなので乗り方がわからない。まずキップを買わなければなるまい。窓口でも売っているようですが,券売機らしきものもあったので,それに挑戦。タイ文字で書かれた行き先を選ぶと,料金が表示されます。20バーツ。料金は距離によって違うようです。キップが出てくるのかと思ったら,黒いプラスチック製コインが一つ出てきた。

(これは,15年ぐらい前のソウルにあったトークンか)

 改札は自動改札。コインを入れる場所を探すが,コインが入りそうな穴はない。

(どこに入れるんだ?)

 ほかの人の例に習おうと,しばらく行き交う人をみていましたが,たいていの人は交通カードのようなものを持っていて,カードの形状をしている場所にかざしてドアを開けて通っていくので,参考にならない。

 しばらく改札の前でもじもじしていると,通り掛かった若い女性が,私のほうをみながら,例のカードをかざす場所を,カードでコンコンと叩いた。それで,黒いコインをその場所にあてがってみると,ドアが開きました。

 意外や意外。コインだからてっきり穴に投入するのかと思ったら,かざすんだったんですね。

(出るときはどうするんだろう。ブラジルやスペインのように,入場するときだけチェックするのかな)

 出口で自動改札機を観察すると,今度はコイン投入口があり,とまどうことなく出ることができました。均一料金ではないので,出口でコインを回収し,不足金額があると通れないしくみになっているようです。

 ところで,地下鉄ではなく,バンコクのBTSについて,以前,本ブログに書いたことがあります(→リンク)。

 ロッt・ファイ・ファーは,バンコク市内を走るBTSのことです。このBTS,軌道が道路の上に作られていて,モノレールのように高いところを走る。つまり,「空の電車」なのです。

 このように書きました。
 ロッtは車,ファイは火,ファーは空。そして,ロッt・ファイは鉄道,ロッt・ファイ・ファーは「空の(近くを走る)鉄道」だというわけです。

 このときに聞いたタイ人は確かにそう言っていたし,BTSについてちょっと調べたら,英語ではBANGKOKSKYTRAINというしで,間違いないと思ったんですね。


 でも,考えてみれば,ANGKOK KYRAINの頭文字なら,BST。タイ語は修飾語が被修飾語の後ろに来るからか。

 今回,別のタイ人に聞くと,笑われた。

「ロッt・ファイ・ファーは,ファイ・ファー(電気)で走るロッt(車)。だから,地下を走る地下鉄もロッt・ファイ・ファーです。正しくいえば,ロッt・ファイ・ファー・タイ・ディンだけど,長いからファーを省略しているだけです」

 そして,BTSはBANGKOK SKYTRAINではなく,
Bangkok Transit System の頭文字であることもわかりました。

整理すると,

ロッt は車。
ロッt・ファイ は「火の車」で,汽車(蒸気機関車)
ファー は空。
ファイ・ファー は電気。
ロッt・ファイ・ファー は「電気の車」で,「電車」
タイ は ~の下。
ディン は土。
タイ・ディン は地下。
ロッt・ファイ・ファー・タイ・ディン は「地下の電車」で地下鉄。略してロッt・ファイ・タイ・ディン

なんだそうです。

 でも,実際,タイ人でもロッt・ファイ・ファーを「空の汽車」と思っている人が多いんじゃないかなあ。

そもそも,タイで鉄道の敷設は遅れていた。最初はすべて地上を普通に走る鉄道で,動力は蒸気機関。ロッt・ファイ(火車=鉄道=蒸気機関車)しかありませんでした。電気(ファイ・ファー)で走る機関車が登場しても,人々は依然としてロッt・ファイと呼び続けた。
 そこへ1999年,鳴り物入りでBTSが登場。それがロッt・ファイ・ファー(電車)と呼ばれ,一般のロッt・ファイ・ファーと区別された。
 さらに2004年になると,初の地下鉄が登場。こちらは,ロッt・ファイ・タイディン(地下鉄道)

 そして,一般のタイ人は,タイディン(地下)ではなく,ファー(空)に近い高架を走るので,ロッt・ファイ・ファーは「空の鉄道」のことだと誤解して,今に至っている。

 すべて想像です。

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